Via Podiensis、ルピュイからサンティアゴ・デ・コンポステラへの巡礼の記憶
Saint-Michel d’Aigullhe
18. 4. 2016
イタリアからフランスのリヨンまでは格安バス、リヨンからは早割で予約したTGV。 サン タティエンでローカル列車に乗り換えます。乗り継ぎ時間は7分、TGVは10分遅れ… 車内放送で乗り継ぎについ何か言っています、地名くらいしか理解できませんがどうやらローカル列車が待っててくれるようです。案の定、着いた向いのホームに扉を開けたローカル列車が待機、そして夕方には無事 ル ピュイ アン ヴァレ駅着。列車にはザックを背負った巡礼者が何人か乗っていました。カテドラルの裏にあるジットに荷物を置き、坂道の多い町を散歩しました。ここからサンティアゴまで歩く、そんな実感はまったく湧きません。泊まったジットは各ベットが板壁とカーテンで仕切られ、いちおう個室、朝食付きの献金制でした。
Gîte d’étape Le Relaise du Pelerin Saint Jacques, 28, rue Cardinal de Polignac, Le Puy-en-Velay +336-37-08-65-83 +334-71-09-43-92
19. 4. 2016 Etape 1: Le Puy-en-Velay – Saint-Privat-d’Allier 23,3km
ル ピュイでの最初の朝は、泊まったジットで巡礼の歌、ULTREIA の合唱から始まりました。巡礼者は朝7時から大聖堂での出発のミサに出ます。祝福を受け、ミサの後で巡礼者は前に集まり国を聞かれ、メダイユやロザリオをいただきました。巡礼者は50人ほどいたかな?そしてカテドラルの正面の扉が開き巡礼者が出発して行きます、これも感動的です。
![IMG_8697 copia](https://caminocammino.wordpress.com/wp-content/uploads/2016/07/img_8697-copia1.jpg?w=584)
ノートルダム大聖堂
カテドラルの正面から
昔はVia Podiensis,今は現実的にGrande Randonèe 65、略してGR65。これがルピュイの道の一般的な名称です。Le Puy-en-Valey からSaint-Jean-Pied-de-Portまで732km。距離はガイドブックにより差がありますが、おおよそ30日ほどの行程です。初日は素晴らしいお天気、気温も21℃くらいまで上がり気持良く歩きました。
Gîte d’étape La Cabourne,Saint-Privat-Alliera, +33 471 57 25 50 www.lacabourne.fr
19. 4. 2016 Etape 2: Saint-Privat-d’Allier – Saugues 19,5km
4月のルピュイの道、最初から雨と寒さは覚悟していました。昨日の晴天とはうらはらに今朝は重苦しい曇り空、雨が降らないといいです。この道を歩く人々の多くは数日の休暇や週末を利用し短い行程を組んでいます。さすがに1500km先のコンポステラを目指す巡礼者は少ないようです。とは言え、サンティアゴのペレグリーノ オフィスの集計では2016年6月にコンポステラにルピュイ発で到着した巡礼者は701人、セビリアやリスボン発より多く、4月発はルピュイの道のハイシーズン。
Gîtd’étape communal de Saugues, 8, rue de la Margeride, Saugues +33 471 778 062,+33 665 150 432 campingsaugues@orange.fr
ル ピュイの道の宿泊施設、ジットは基本的には予約すること。公営のジットも同様です。フランス人も大半がそうしています。当日、数日前なら電話でOK。片言の英語でも宿泊したい旨と、日にちと名前が言えれば大丈夫です。まれにフランス語しかできない人が電話にでます。食事が準備できるジットはその有無も聞かれます。メール、WebサイトやFacebookから予約可能なジットも多くあります。まあ予約無しでもそこそこの町なら泊まる所はまずあります。いちおう私が泊まったジットを評価なしで記載しました。もし参考にされる場合は間違い表記もあるかもしれないので再確認してください。
21. 4. 2016 Etape 3: Saugues – Domaine du Sauvage 19,3km
今日も憂鬱な曇り空、季節が戻ってしまったようです、歩いていれば暖かいのですが、止まると寒いです。途中の農場のバルで暖かいカフェオレをいただき、Domaine du Sauvageまで歩きます。ここには大きなジットの建物と他に数軒の家があるだけ。お天気がよければ美しい高原風景なのでしょうが、このお天気と気温ではねぇ、午後には雨も降り出しました。
Gîte d’étape Auberge du Sauvage en Gévaudan, Domaine du Sauvage +33 471 74 40 30 domainedusauvage@orange.fr http://www.sauvage-en-gevaudan.fr
22. 4. 2016 Etape 4: Domaine du Sauvage – Aumont-Aubrac 28,4km
昨日まで短距離で来たので今日からは距離を延ばします。サン ジャンまでの行程は28日の予定、コンポステラまでは2ヶ月以内、まだ先は見えませんでしたが曖昧な意志だけは持っていました。オーモン オーブラックは牛で有名な町らしく、多きな木彫の牛のペレグリーノがいました。この町ではどこのジットでも名物料理のラリゴットが振る舞われるようで、材料は地元チーズとポテト、ニンニク、食感はモチモチです。
Gîte d’étape Ferme du Barry, 9 rue du Barry, Aumont-Aubrac +33 466 429 025 +33 671 831 746 fermedubarry@yahoo.fr http://www.ferme-du-barry.com
23. 4. 2016 Etape 5: Aumont-Aubrac – Nasbinals 25,8km
ル ピュイの道の始めの数日は所々で標高1000mtを超える高地を歩きます。今日もお天気が良ければさぞ美しい風景だったことでしょう。でもまだ雨がふっていないだけでも幸運です。高原の道はぬかるみが続きました。GR65の道しるべは赤と白のラインで示されています。曲がり道は赤ラインの下にさらにもう1本白い折れ曲がったラインが左右どちらか、行く方向が示しています。サン ジャックのホタテ貝の道しるべ、次の町までの距離を記した標識もありました。
Gîte communal de la Maison Richard, Rue Principale, Nasbinals +33 466 325 947 +33 466 325 017 mairie.nasbinals@laposte.net
24. 4. 2016 Etape 6: Nasbinals – Saint-Côme-d’Olt
ナスビナルスからは高地を行きます。朝の気温は2℃、小雪が舞って、道が霜で凍っていました。マリア像を過ぎるとオーブラックの村、そしてサン シェリー ドーブラック、サン コメ ドルトまで下り坂が続きます。標高差は約1000m、下界は晴れでした。
Gîte d’étape communal Del Romiou,Pl. Porte Neuve,Saint-Côme-d’Olt +33 635 59 16 05 gitesaintcome@gmail.com
25. 4. 2016 Etape 7: Saint-Côme-d’Olt – Massip 31,3km
昨日泊まったジット・デル・ロミューはシルヴァンさんとサヴィンさんご夫婦の感じの良いは家庭的なジットでした、奥さんが夕食を作ります。そこで韓国人のチョイさんに出会いました。ここからの巡礼路はル ロット川沿いに美しい町を通過します。
Saint-Côme-d’Olt のジットの入り口
Le Lot 川
Saint-Côme-d’Olt
Espalion
花咲く道
川の向こうに Estaing の町
下り坂
羊の群れが行く
ニャー、 サヴァ?
マシップのジット
マシップのジットの周りには村も店もありません。ジットの入り口には部屋と名前を書いた紙が貼られ、予約済みなら自分の部屋を確認します。予約なしの人はベットに空きがある部屋の欄に自分の名前を記入します。だいたいのジットでは支払いは夕食後、2食付きで平均35ユーロ。
Gîte d’étape L’Orée du Chemin,Massip +33 565 486 110 +33 671 380 757 stephan.dissac@wanadoo.fr www.loreeduchemin.fr
26. 4. 2016 Etape 8: Massip – Conques 22,6km
コンクに向かいます。大聖堂が有名な巡礼路の要所です、谷間の小さな町には観光客もいました。雨が降り出したのはコンクに着いてからでした。大聖堂の裏に大きな宿泊施設があります。
コンク大聖堂
ファサードの装飾
大聖堂内
みんなでの夕食
フォマージュとワインでフランス人は大満足
大聖堂でのミサは夕食後の午後8時半から、多くの人が来ていました。
Accueil Abbaye de Sainte-Foy, Prieuré Sainte-Foy, Conques +33 565 698 512 saintefoy@abbaye-conques.org www.mondaye.com
27. 4. 2016 Etape 9: Conques – Livinhac-le-Haut 23,5km (Por Noaihac)
コンクの先約2kmから道は2つの選択ができます。距離を示した標識も岐路にあります。Noaihac経由の方が1kmほど短いので、こちらを選んだら前を歩いているレジスを発見、マシップのジットで出会ったフランス人です。この道はアスファルトが多く見晴らしも良かったです。Decazavilleの町には入らずに真っ直ぐリヴィニャックへ、町のメイン広場に公営ジットがあり隣にもビオ ジットがあります。
レジスが行く
牛とGR65
満開
リヴィニャックの教会
ビオ ジットの夕食、山盛りのパスタ
Bio Gîte La Vita è Bella, Place du 14 juin, Livinhac- le-Haut,
+33 677 557 833 maisonrigolo@yahoo.com
28. 4. 2016 Etape 10: Livinhac-le-Haut – Figeac 24,1km
ジットの朝食は早くても7時なので、朝のスタートは8時頃になってしまいます。朝焼けの写真がないのもそのせいです。今日行くフィジャックからは、ロカマドール経由でカホールに至る道もあり、そちら経由で行く人もいます。
素晴らしい快晴
チョイが行く
フィジャックの教会
フィジャックの町
このジットの夕食の定番はフランス人が大好きなクスクス
ジット コクリコットは芥子
Gîte Le Coquelicot, 14 bis avenue Joffre, Figeac +33581715593, +33627586754 lecoquelicot46100figeac@outlook.com
29. 4. 2016 Etape 11: Figeac – Cajarc 31,5km
ル ピュイの道はローカルです、歩く人々の大半がフランス人、外国人はわずかです。 日本人も歩いていると耳にはしたものの会うことはありませんでした。
ネコに注意、メルシー
朝の爪とぎ
ドルメン
名物はフォアグラ
Gîte d’étape communal de Cajarc, Rue de la Cascade, Cajarc +33 614 66 54 89 accueil@cajarc.fr
30. 4. 2016 Etape 12: Cajarc – Bach 31,6km
朝から雨降り、ほどんど1日中降っていました。雨の中、気晴らしに唄を歌いながら歩いていたら、フランス人のグループも歌っていました。予約したジットはバッシュ、小さな村です。そして着いたらチョイがいました。イギリス人のご主人とフランス人の奥さんが経営している、古い建物を改造した新しくてきれいなジットです。夕食は手料理、お客は2人だけでそれぞれに個室。
朝から雨
彩られたホタテ貝のインスタレーション
バッシュの村
Gîte et chambre d’hôtes La Grange Saint-Jacques, Les Nougayrols, Bach+33 565 310 875 +33 645 383 761 lagrangesaintjacques@gmail.com lagrangesaintjacques.weebly.com
1. 5. 2016 Etape 13: Bach – Cahors 32,2km
GR65の目印は赤と白のラインの他にも様々なものがあります。赤と白のラインは10cmくらいの小さなもので、目につきにくいところにあったり、消えかかっていたりするもののあります。道を間違えたかな?と不安になることもしばしばありますが、そんな時はとりあえずまっすぐ、分かれ道のあるところまで進みます。そこに何も目印がなければ、道を間違えています。そして地図などで確認出来ない時は最後に印を見た場所まで戻る。よーく探せば何処かに正しい目印があります。他には先人の靴の足跡、スティクの跡があるかどうか、巡礼路の雰囲気がするか?とか。道の十字架は昔からの巡礼路の標です。
廊下の壁、朝陽が映し出すペレグリーノのシルエット
バッシュのジット
先を行くチョイ
眼下にカホールの町眼下にみえるカホールは川に囲まれた美しい町。町へと下る長い坂道で歩き続けて疲れたチョイと別れました。前日に予約しようと思ったカホールのジット、Miau Miau Dodoに載っているジットはすべて満員。まあ実際町に着けば掲載されていないジットも数軒あるので絶対宿泊できますが、シャンブル オテルを予約しました。カテドラルから100mほどのエンマさんとご主人と小さな男の子が住んでいるアパートの1室でした。朝食付きでキッチンもサロンも使って良いとのこと、ご親切にしていただきました。
2. 5. 2016 Etape 14: Cahors – Lascabanes 23,4km
ル ピュイの道も中盤にさしかかりました。巡礼路はカホールの町からロット川にかかる、この美しい橋 Pont Valentrè を渡ります。
Gîte d’étape Le Nid des Anges, Lascabanes +33 565 31 86 38
3. 5. 2016 Etape 15: Lascabanes – Durfort-Lacapelette 35,2km
ジットの朝食は6時からのセルフサービスでした、早々にいただいてスタートします。今日の行程は35km、あやしいお天気です。途中の町 ロゼールトゥ Lauzerte は丘の上、絶対にここを避ける近道があるはず(確かにありましたが)ですが、町まで巡礼路に沿って坂道を上ります。町の広場のバルでひと休みし、そしてまた下りて行きます。午後は良いお天気になりました。
![IMG_9362 copia](https://caminocammino.wordpress.com/wp-content/uploads/2016/07/img_9362-copia.jpg?w=584&h=438)
ロバの巡礼者
Gîte du Soleil Levant, Durfort-Lacapelette +33 614 96 00 30 gitedusoleillevant@hotmail.fr
4. 5. 2016 Etape 16: Durfort-Lacapelette- Moissac 14,9km
今日はモワサックまで約15km、天気は快晴。途中丘の上からはるか遠くに雪を抱いたピレネー山脈が見えました。モワサックはGR65が通過する最も美しい町。サン ピエール修道院の回廊はツーリスト インフォメーションから入ります。
Gîte d’étape La Petite Lumière, Moissac +33 674 681 294 +33 662 627 372
lapetitelumiere@free.fr http://www.lapetitelumiere.org
5. 5. 2016 Etape 17: Moissac – Saint-Antoine 29,5km
モワサックからガロンヌ川の運河沿いに歩きます。内陸部の丘陵を歩く道が正式なGR65ですが、距離も短く平坦なこちらを選択。オーヴィエールを通過し、サン アントワンまで行きました。この小さな村のメイン通りがGR65、ジットは村はずれの大きな建物、夕食は唯一村にあるバル兼レストラン。鶏肉嫌いと先にわがままを言うとサーモンにしてくれました。
Gîte et chambre d’hôtes L’Oustal, Saint-Antoine +33 562 286 427 +33 642 104 623 loustal.dupont@orange.fr loustaldupont.e-monsite.com
6. 5. 2016 Etape 18: saint- Antoine – Lectoure 23,9km
蛇足ですが、フランス語で、サンティアゴ デ コンポステラはサン ジャック デ コンポステル。カミーノ デ サンティアゴはシュマン デ サン ジャック。日本語発音でル ピュイと言ってもフランス人は聞き取れません、ル ピュイ アン ヴァレと早口で言うとほぼ通じます。ブエン カミーノはブオン シュマン!すれ違った人にはブオン ジュール。 モワサック以降はすべて日程を決め、ジットも数日前に予約しました。とは言え、この週末はコンドムで大きなミュージック フェスティバルが開催され町と近辺のジットはどこも満員。フランス人も困っていました。この頭を悩ますジット予約、ルピュイの道は全行程を最初に決めすべての宿泊施設を予約しスタートした方が気が楽かもしれませんねぇ。今日はレクトゥールまで歩きます。
La Casa del Peregrino, 9 chemin de Laucate +33 562 685 849, +33 778 351 330 danielsegura32@gmail.com
7. 5. 2016 Etape 19: Lectoure – Casteinau-sur-l’Auvignon 23,4km (por La Romieu)
ここからは2つの道が選択できます。直接コンドムに行く近道と、ラ ロミュー経由で行く世界遺産になっている道です。ネコトホはもちろんラ ロミューの猫達に会いに行きました。
Gîte et chambre d’hôtes Les Arroucasses, Castelnau-sur-l’Auvignon +33 562 68 12 24 jeaninne32@hotmail.fr http://www.lesarroucasses.com
8. 5. 2016 Etape 20: Casteinau-sur-l’Auvignon – Montrèal-du-Gers 24,6km
朝早々にまだフェスティヴァルの興奮の覚めやらないコンドムを通過します。旧市街の脇を抜け、橋を渡り左折、川沿いに巡礼路は続きます。
![IMG_9543 copia](https://caminocammino.wordpress.com/wp-content/uploads/2016/07/img_9543-copia.jpg?w=584&h=438)
コルドン
Gîte d’étape Compostela, Montréal-du-Gers +33 562 286 736 +33 644 318 282 l@hotmail.com http://www.gite-compostela.com
9. 5. 2016 Etape 21: Montrèal-du-Gers – Eauze 16,9km
雨が降りそうで降らない、そんなお天気の日が多く続きました。サン ジャンまでの29日の行程で1日中雨に降られたのかな?そんな日は3日ほど。今日もレインコートは必要ありませんでした。オーズのジット コムナルは町のツーリスト インフォメーションでチェックイン。14時まで開かないので、広場のレストランで偶然出会ったセゴレーンと昼食。赤いカシスのビールとセルフのサラダ バー。隣ではカウボーイが馬とメニューを食べていました。ジットには幾つかのキッチン付きの部屋があります。
Gîte d’étape communal d’Eauze, 2, rue Félix Soulès, Eauze +33 562 09 85 62 info@tourisme-eauze.fr
10. 5. 2016 Etape 22: Eauze – Arblade-le-Haut 23,3km
お天気次第で歩く気分も変わります。今日は晴れて良い気分、でも暑かったです。ノガーロからGR65をしばし外れ、アルブラーデに宿泊しました。ここでブリタニアのベルナールさんとジャン ルックさんに会いました。彼らは私より1日後の4月20日にル ピュイをスタートしたとのこと、そういえば、同じ20日にスタートの健脚のはずのチョイはどうしたのでしょうか?噂を聞きません。
Gîte et chambre d’hôtes L’Arbladoise, Arblade-le-Haut +33 562 091 411 +33 681 882 422 larbladoise@gmail.com http://www.larbladoise.fr
11. 5. 2016 Etape 23: Arblade-le-Haut – Aire-sur-l’Adour 24,6km
ル ピュイの道の中盤以降に険しい道はありません、舗装道路も多く道は整備されています。でも上り下りは続きます。
Gîte d’étape La Maison des Pèlerins, Aire-sur-l’Adour +33 780 041 140 +33 780 393 658 +33 558 716 807 lamaisondespelerins@gmail.com http://www.lamaisondespelerins.com
12. 5. 2016 Etape 24: Aire-sur-l’Adour – Arzacq-Arraziguet 33,3km
今日から3日続けて30kmを超える距離を歩きます。ル ピュイの道、後半の試練です。
Centre d’accueil-Gîte d’étapecommunal-Camping, 20 place deu Marcadieu, Arzacq-Arraziquet +33 559 044 141 centreaccueil@arzacq.com
13. 5. 2016 Etape 25: Arzacq-Arraziguet – Arthez-de-Bearn 30,0km
この日は言ってみれば悪夢の1日。13日の金曜日。朝から雨、雨脚も強く意気消沈。アルザクの町を出たところにある湖のほとりで右折する標識を見落とし、湖を1周。坂道を上り詰めた所で何故か非常口の標識があり、無意識にそちらに向かおうとしたところ、後ろから歩いて来た人に呼び止められる。その後2度標識、しかも大きな標識を見落とす。最初は道なき耕地に、後には標識無しの三叉路に出くわし、しかたなく後戻りする。そんな訳か今日の写真は2枚でした。ジットは町に入ってすぐにありました。白いアイロンのかかったシーツ、夕食はどこかのレストランからのケータリング、素材も悪くありませんでした。
Gîte de la boulangerie Broussé, 52, rue de Bergoue, Arthez-de-Béarn +33 559 67 74 46 bertrand.brousse@wanadoo.fr boulangerie.gite.over-blog.com
14. 5. 2016 Etape 26: Arthez-de-Bearn – Navarrenx 31,7km
昨日の今日、ひとり歩きは道を間違えるので止め、ベルナールさんとジャン ルックさんに追随することにしました。脚の速い彼らに合わせ頑張って歩きます。彼らも15kmくらいは休みなし、そして約5km/hと早足です。雨を避けて休む場所も無く途中の農場の車庫で番犬に許しを乞うて休憩。予約してあったナヴァランスのジットも偶然同じ、助かりました。このジットもアイロンのかかった白いシーツにタオル、夕食は若いオーナがキッチンで食べる直前に調理してくれます。生ハム食べ放題と魚料理、おいしかったです。もうすでにルピュイの道の家庭的ジットのファン。
Gîte d’étape-Chambre d’hôtes Le Cri de la Grafe, 12 rue du Faubourg,Navarrenx +33 559 662 422, +33 760 751 914 contact@lecridelagirafe
15. 5. 2016 Etape 27: Navarrenx – Aroue 19,7km
雨、その後晴れ間が見えてきました。フランス人仲間についてスタートします。アルウェに着いたお昼頃には風の強い晴天、泥だらけの靴を洗い,夕方にはそれも乾きました。ジット コムナルなので夕食なし、村には店もありませんが ジットの冷蔵庫にはビール、棚には食品が入っており販売してくれます。夕食はキッチンでパスタを作りレジスといただきました。
Gîte d’étape communal d’Aroue, Aroue +33 559 659 554 +33 559 659 134 gite.aroue@wanadoo.fr
16. 5. 2016 Etape 28: Aroue – Ostabat 24,0km (por Uhart Mixe)
アルウェからオスタバットへは3つの道があります。遠回りのSaint Palais サン パレ経由、GR65、近道のUhart Mixe ウーアルト ミキ経由。岐路には標識があります。私は近道を選択、オスタバットのバルで時間を潰しても、ジットが開くのは15時。いつも予約なしのレジスは今日中にサン ジャンまで行きます。このフランス領バスクにあるジットは歌うオーナーで有名です。ジットの広いテラスからは美しいピレネーが見えたのでしょうが、あいにくの曇り空。
Gîte d’étape Izarrak, Ferme Gaineko Etxea, Ostabat +33 559 378 110 +33 672 737 856 contact@ostabat-compostelle.fr http://www.ostabat-compostelle.fr
17. 5. 2016 Etape 29: Ostabat – Saint-Jean-Pied-de-Port 22,4km
ル ピュイの道最後の日、サン ジャンに向かって歩きます。ここまで、携帯の充電器が壊れた以外は順調に歩いて来ました。
この町でル ピュイの道を歩いて来た多くの人が巡礼を終え、スペインのフランス人の道を歩く多くの新たな巡礼者が加わります。私も明日からサンテアゴ デ コンポステラへと歩みを続けます。
フランス人の道 2016 に続きます。